自己プロデュース戦略でキャリアにハナをʕ๑•ﻌ•๑ʔアナウンサー教師ちかこ

【苦手な方のための表現力+キャリアup講座】 →記者仕込みの取材ノウハウ、ライティング技術。アナウンサー仕込みのスピーチ技術。加えて、作家仕込みのアイディア出し、度重なる転職活動から見出だした自己プロデュース戦略、新たな分野へ立ち向かう挑戦マインドなども。

取材 相手の言葉をつむぎ出す聞き方

取材(=インタビュー)をする

アナウンサーをしてた頃、
様々な相手に取材してきました。

タレントさん、専門家…etc.

キーワード、キーフレーズを
いかに引き出すか。

もちろん、
ありきたりなコメントでなく、
その人物にしか語れないような言葉
引き出せたら最高です。

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質問は、
事前に考えてはいきますが、
想定していたものを
淡々と並べるのではなく、
さらに突っ込んで聞いてみるなど、
どんどん掘り下げて核心に迫り
エピソードを思い出させて
語ってもらったり…

その場その場で
考えて投げかけます。

一般のヒトにもわかるように
かみくだいた言葉で
言ってもらえるよう促すのも大事。

いろいろなところに気を配りながら、
インタビューの時間という
与えられたチャンスを最大限に生かす。

他人に取材するという経験を
高校生にさせてあげたいというのもあり、
自身が企画した番組を導入で取り上げ、
取材のいろはを伝授し、
インタビューを実践。

テーマは、
彼らにとって、
実益になるであろうと
「働いているヒト」にしぼりました。

事前指導として、
取材予定の相手には許可をとること、
取材時間は1時間以内(あまり長いと失礼)、
あらかじめおおまかな質問を伝えておくこと等
伝えました。

同時に取材時のコツも。

どうしたら、
相手のエピソードを引き出せるか。

魔法の言葉(笑)
「それで…?」 「それから…?」

インタビュアーは、あくまで聞き手。
話しやすい雰囲気をつくることも大事。

質問の順番は、
現在のことからはじめると
相手も話しやすいということ。

むかしのこと、今後のことを聞かれても
すぐには答えられなかったりするから。
…などなど。

取材は、メモをしてもいいけど、
録音機能を使ってOKとも。

実際、記者はICレコーダーに録音し、
それを字起こししますから。

そして、
まとめとして、各自取材したものを
スピーチにし、全体で共有しました。

実際、やってみて
こちらの課題は生徒から好評でした。

それぞれの生徒が課題と向き合い、
自分が聞いてみようという相手に
取材しているので、
学力に関係なく、懸命に取り組んでいて、
スピーチのレベルも想定以上のものと
なりました。

将来就きたい職業が明確な生徒は、
自分でつてをたどり、取材していました。

これまで聞く機会はなかったけど、
自営業の親の仕事に対する姿勢を取材し、
尊敬した…といった感想を言う生徒も。

調べたことだけでなく、
友達の発表も彼らには刺激的だったようです。

「働くこと」に対しての、
心構えのようなものが彼らの中に
うまれてくれたようで
こちらとしても成果を感じました。

 

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